
東大理科一類1年
(筑波大附属駒場出身)
英語は、パズルではなく言語だった
僕はもともと英語が苦手でした。学校の定期試験でも下から数えたほうが早いくらいで、英語はずっと足を引っ張る科目でした。
僕がグノで一番大きく変わったのは、英語に向き合う姿勢です。最初の授業で印象に残っているのは、「英文は必ず前から読もう」という言葉でした。英文を日本語に置き換えて処理するのではなく、文がどのような問いを投げかけ、それにどう答えていくのか。その流れを追って読むうちに、英語は決して受験のためのパズルではなく、論理をもった言語なのだと感じるようになりました。
自分の考えを、英語で表したくなった
グノの授業では、英文の内容そのものについて考えます。扱う文章も、人間の認知や言語、自然科学、哲学など、本当に考えさせられるものが多く、「これ、自分も思っていたことだ」と感じる瞬間が何度もありました。
そのうちに、ただ問題を解くためではなく、自分の考えていることを英語で表現してみたいと思うようになりました。あれほど英語嫌いだった自分にとって、これは大きな変化でした。成績はそのあと、少し遅れて、しっかりついてきました。
音読で、英語が自分のものになる
音読の効果も大きかったと思います。内容が本当に分かっていなければ、英文は自然に音読できません。どこで著者が問いを投げかけ、どこに力点を置いているのか。そこまで理解して初めて、声に出して読めるようになります。
一度声に出して身につけた英文は、長く記憶に残ります。授業で扱ったテーマや表現が、英作文やスピーチの場面で自然に出てくることもありました。英語で考える土台が、自分の中に少しずつ作られていく感覚がありました。
「焦らないで、前から読もう!」
入試本番でも、難しい英文に出合うと心の中でグノの先生の声が聞こえました。「焦らないで。前から読もう!」
分からない単語があっても、前後の文脈と語源から推測する。文章の流れを信じて読む。グノで繰り返し学んだことが、本番の自分を支えてくれました。
グノには受験のために通っていたはずなのに、気づけば、学ぶことそのものが楽しくなっていました。今この瞬間の学びを楽しむことの積み重ねが、結果として力になっていったのだと思います。